72. 2018年4月12日 クマ
 秋田市でも、ツキノワグマが冬眠(正確には眠っているわけではない)から覚め動き始めているようだ。クマを追う写真家・加藤明見さんによると、例年より少し動き出しは遅いという。
 一昨年、秋田県鹿角市で筍をとりに山に入り、クマに襲われ4人が死亡するという事件が起きた。この事件によって、秋田県のツキノワグマは全国的にも注目を集めた。私もこの事件がきっかけでクマに関心を持つようになった。というのも、マスコミが報道する内容と、加藤さんはじめ、クマの専門家たちが言うことに大きなズレがあったからだ。もちろん専門家の言うことが正しいのだが、そこから、加藤さんの撮影に同行させてもらったり、クマ猟に同行し、獲ったクマの解体現場に立ちあい、解体したクマ肉を食べるという経験もした。今年2月にはクマの写真集も出版した。そして今年はクマの学会が秋田で開催される。仕事でも個人的にもクマへの関心がさらに高まっている。
(M)