76. 2018年5月27日 蜂
 毎年この時期になると、事務所の自転車置き場の屋根にクマバチが巣をつくりにやってきます。巣といっても、木製の木の柱に穴を開け、その柱の中で2、3匹が暮らすだけなので、一般的にイメージする蜂の巣とは異なります。クマバチはほかの蜂に比べ体が大きく、羽音も大きいので獰猛に思われがちですが、蜜を採集するハナバチで、性格はおとなしく、人に危害を加えることはほとんどありません。なので、ここ数年放って置いたのですが、今朝、自転車置き場を見ると、地面に2匹のクマバチの死骸が転がっていました。殺虫剤を撒いたりはしていないので、おかしいなと思っていると、頭上で蜂の羽音が聞こえました。パッと上を見ると、スズメバチです。スズメバチは獰猛な肉食の昆虫です。クマバチを殺し、同じ場所に巣を作ろうとしていたのです。これはいかん、ということですぐに殺虫剤を買いに行き駆除しました。
 この自転車置き場の屋根には私が入社する前も大きな蜂の巣が出来たことがあるそうです。毎日人も通るし、地面からそんなに高いわけでもなく、なにが、そんなに蜂にとって立地条件がよいのでしょうか。
(M)