87. 2019年2月8日 蔵王
 東京の某出版社の方々が、山形県の蔵王スキー場にスキー旅行にくるということで、案内役として同行してきました。あいにくの天気で、ついに蔵王名物の樹氷群は見ることができませんでしたが、二泊三日、スキー三昧の楽しい旅行でした。
 驚いたのは、人の多さです。ハイシーズンということもあり、まるで原宿にでもいるような混みようでした。そして、その8割が外国からの観光客ということです。私たちが泊まった宿も満室で、宿の人曰く、50組中、日本人は8組だったそうです。蔵王は温泉街ということもあり大小様々な温泉があるのですが、どの温泉も順番待ちをしないと入れず、風呂の横に行列ができ、一人あがったら一人入るという具合で、なんだか映画などで見る刑務所の入浴シーンみたいでした。入れたところで、ゆっくりつかっているわけにもいかず、すぐにでなければいけない状況で、これにはさすがにまいりました。
 そういえば、一昨年、ブラジルから秋田に遊びに来た知人も、秋田にもスキー場はたくさんあるのに、わざわざ蔵王にスキーをしにいっていたことを思い出しました。
 仙台空港からの利便性と温泉と樹氷で、これほどまでに賑わう観光地は東北でも珍しいのではないでしょうか。
(M)