No.200
長くつにワカンで雪山へ
[保呂羽山(横手市大森町・438m・2019年3月24日)]
 今日は雪というのはわかっていたが、これほど積もっているとは思ってもいなかった。横手市大森町にある保呂羽山は冬山ハイキングの定番コースだ。雪がないと感興がそがれるし魅力もない。
 今年は本当に雪のない山がほとんどで不完全燃焼気味だったが、保呂羽山は突然の雪で、ようやく本格的な雪山ハイキングを皮肉にもこの時期に楽しむことができた。
 スパイク長靴にワカンという組み合わせも大正解だ。
 山腹にある波宇志別神社の神楽殿は国の重要文化財だし、大友家の里宮が所有する霜月神楽はやはり国の重要無形民俗文化財だ。江戸時代に大友家とともにこの山で別当を務めた守屋家から大量の文書などが出てきて、ここ数年、保呂羽山への関心が高まっている。
 山中には去年まではなかった表示板がいたるところに立っていたのもその証だろう。ただしその表示版が問題だ。「佐竹藩」「久保田藩」「秋田藩」と主役の主語たる言葉がてんでバラバラなのだ。その場しのぎのやっつけ仕事が見え見えで、ちょっと恥ずかしい。子供たちに言葉の違いを訊かれたらどう答えるつもりなのだろうか。

谷川の斜面が伐採されていた。

ワカンと長くつがぴったし
 山中に入るといくつかの斜面で大規模な伐採があったようで、眺望もよくなっていた。遠く横手市街までくっきりと見渡せるようになっていた。
 新雪を踏みしめて歩く山道はワクワクする。未知の世界へいざなう道標を進んでいるような清浄感と新鮮な感動がある。
 今回は登りと下りが別の周回コースだ。登りはかなりの急峻なコースでもあるのだが、下りは尾根伝いを慎重に下りなければ滑落の危険があるコースである。そのそれぞれ緊張感がたまらない。
 けっきょく4時間ちょっとの山歩きになったが、突然の雪のおかげで充足感のある、たぶん今年最後の雪山歩きになった。
 温泉は道の駅「おおうち」にあるぽぽろっこ。ここは好きな道の駅だ。野菜売り場は充実しているし、館内も絵画のセンスがいい。温泉も露天風呂にサウナ、泡風呂もおもしろい。

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