文人たちの十和田湖[品切]
四六判・238頁 定価1200円+税 冊数
菅江 真澄  伝説、民俗に深い関心  6
松浦武四郎  険しい山道を歩む  11
河東碧梧桐  俳句革新を説き行脚  16
石井 露月  湖の妙趣は幽遠  21
遲塚 麗水  風景の美観に感涙  26
大町 桂月  湖畔西側も広くめぐる  31
安藤 和風  東京の記者団を案内  36
小野 蕪子  天然の景勝に感嘆  41
沼波 瓊音  風土や名産、句に詠む  46
中野 正剛  情趣豊かな名紀行  51
中里 介山  深い弱者への思いやり  56
長塚  節  シラクチの実満喫  61
坪谷 水哉  資源の豊かさ称賛  66
荻原井泉水  無季俳句に開眼  71
大須賀乙字  峠で湖と友へ惜別の句  76
柳田 国男  調査研究に七度訪れる  81
窪田 空穂  同窓の友らと夏に遊ぶ  86
巌谷 小波  日記に多くの句を残す  91
鳥谷 幡山  文筆と絵画で景勝紹介  96
正宗 白鳥  月明の湖を小舟で渡る  101
金子 光晴  夫人と風景美にひたる  106
与謝野 寛  夫妻で初秋に来遊  111
与謝野晶子  〃 〃
小沢 碧童  地元の俳人らと交流  116
喜谷 六花  〃 〃
九条 武子  養魚の事績に関心  121
島田 五空  初秋の情感を句に  126
泉  鏡花  峠で自然保勝説く  131
田山 花袋  紀行文と秋の句残す  136
徳富 蘇峰  同郷の友と湖上で語る  141
前田 夕暮  強かった虹鱒への思い  146
臼田 亜浪  旅の俳人、湖を詠む  151
斎藤 茂吉  湖思う心晩年まで  156
桜井 忠温  秋田犬が縁で来訪  161
金子 洋文  和井内の景に陶酔  165
菊池  寛  峠からの大観称揚  171
結城哀草果  湖への来遊三度も  176
佐々木千之  貞行の生涯、豊かに綴る  181
和田 芳恵  妹を頼って取材に  186
石川 達三  父祖の地、毛馬内へ  191
 

土屋 文明  荘厳な朝明け詠む  196
星野 立子  思い出を句日記に  201
中山 義秀  風景美に触発され創作  206
高村光太郎  風景美、乙女の像に結晶  211
石原 八束  湖畔の鉛山に旅泊  216
佐藤佐太郎  朝明けの歌に心情映す  221
中河 与一  箱根に勝ると絶賛  226
開高  健  「日本がある」と感激  231

   あとがき  231


back