父から娘へのシェイクスピア
四六判・327頁 定価1600円+税 冊数
  はじめに 4
 
第1部 シェイクスピアの悲劇 15

 シェイクスピアの悲劇とは 16
  『ロミオとジュリエット』 18
「ああ、悲しい時は、なんと長いことか」ほか
  『ジュリアス・シーザー』 31
「人はなぜ死を恐れるのか、死はだれも免
れがたい宿命なのに」ほか
  『ハムレット』 42
「この世のことは、いいも、悪いも、すべて考
え方しだいだ」ほか
  『オセロー 』 68
「いつまでも嘆き悲しんでいると  自分の身
も心も滅ぼしてしまうぞ」ほか
  『リア王』 88
「どんな苦しみも耐えぬこう。苦しみのほうで
『もうまいった』と、悲鳴をあげて息絶えるまで」ほか

  『マクベス』 112
「さあ、元気を出せよ、まず明るい顔をするんだ。
どんなに長い夜だって必ず明けるんだから」ほか
 
第2部 シェイクスピアの史劇 129

 シェイクスピアの史劇とは 130
  『ジョン王』 132
「自分を楽しませてくれるものがなければ、
人生は、語り古された物語になってしまう」ほか
  『リチャード二世』 139
「悲しみとか不幸というものは、  気にかけない
者には噛みつきはしない」ほか
  『ヘンリー四世 第一部』 152
「人生は短いのだ。その短い一生も、無為に過ご
せば長すぎよう」ほか
  『ヘンリー四世 第二部』 160
「人の心とは、なんと愚かなことか。
過去と未来だけを最良だと褒めたたえ、現在はい
つも最悪だと嘆いている」ほか
  『ヘンリー五世』 166
「どんな悪いものにも、なにか善いところがあるものだ。
肝心なのは、それを心して引き出すことだ」 ほか  
  『ヘンリー六世 三部作』 173
「ほんとうの王冠とは心の中にあるもの。心の満足こ
そ王冠というものだ」ほか
  『リチャード三世 』 189
「嘆いてもどうなるものでもないが、
話しただけでも、少しは気持ちが楽になるものです」ほか
 
第3部 シェイクスピアの喜劇 197

 シェイクスピアの喜劇とは 198
  『じゃじゃ馬ならし』 201
「女の魅力は、美貌より心のやさしさが一番ですよ」ほか
  『夏の夜の夢』 211
「心なんて恋にとりつかれると、分別などそっちのけ
にしてしまうのね」ほか

  『ヴェニスの商人』 223
「どうせ年をとってこの顔に皺がよるのなら、陽気な笑
い皺をつけたい  」ほか
  『から騒ぎ』 233
「陽気な心とは、ありがたいものだ。心配ごとをみな吹
き飛ばしてくれる」ほか
  『お気に召すまま』 249
「逆境が人に与えてくれるものほど、身のためになるも
のはない」ほか
  『十二夜』 262
「人間って、自分を自分の思い通りにはできないもの
なのね」ほか
  『終わりよければすべてよし』 270
「早まった結婚、身の破滅」ほか
  『ぺリクリーズ』 284
「恐れるまでもないことでも、いったん不安を感じて恐
怖心が生まれると、
あとは疑心暗鬼に育てられてみるまに膨れ上がってしまう」ほか
  『シンベリン』 292
「豊かさは怠惰を育て、貧窮は根性を産む」ほか
  『冬物語』 303
「過ぎ去って、どうしようもないことを口にだしてはなりません。
現在のためになる言葉だけにしてください」ほか
  『あらし』 311
「人のために尽くすことこそ、人の喜びだ。
わが身ひとつだけを思っては、幸せはない」ほか 


    シェイクスピアの生涯 323
    シェイクスピア作品創作年表 326
    主な参考文献 327


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