はじめに 7 第一章 北前船とはどんな船だったのか 第一節 北前船の誕生 さまざまな回船 12 年貢米の輸送船 21 蝦夷地通いの荷所船 26 北前船の誕生 33 第二節 西回り航路と東回り航路 経費がかかった敦賀ルート 38 河村瑞賢と酒田 45 江戸へ直航の東回り航路 53 第二章 北前船の収益と船乗りの稼ぎ 第一節 北前船商売の実際 上り航路で稼いだ北前船 62 取引の実務 67 第二節 船乗りの一生 職制と出世 79 北前船頭の高収入の秘密 85 第三節 北前船の一年 船乗りの暮らし 94 北前船頭の二人妻 100 第三章 和船の技術革新と交易の基盤整備 第一節 船の発達 弁才船の登場 108 「北前型」弁才船 118 帆布と蛇腹垣 126 第二節 「北前船」を造る 船の建造費 135 メンテナンスと耐用年数 142 各地の造船業 148 第三節 北前船をめぐる環境 船を監視していた沖の口役所 156 商売の相手 165 港と女 174 北前船の争奪トラブル 185 第四章 北前船が運んだ商品 第一節 さまざまな積荷 古着、漆器……贅沢品 198 脚光を浴びた長崎俵物 213 第二節 もうかった北国の産物 密貿易まであった昆布 216 肥料になった鰊 226 銅と大豆 237 第三節 諸産業の発達 全国を制覇した瀬戸内の塩 247 たたら製鉄 259 木綿、和紙、石仏 267 |
第五章 頻発する遭難 |