「秋田風俗絵巻」を読む
A5判・127頁 定価1800円+税 冊数
はじめに 5

第一章 「秋田風俗絵巻」の全体像9
「秋田風俗絵巻」/「絵巻」の描かれ方

第二章 正月年礼13
正月の門前につどう人びと/不思議な風体の人びと/万歳と猿回し
/雑芸能民の社会的な位置/江戸時代の身分制と芸能民の力

第三章 正月通町の市26
通町の風景/並ぶ出店/門で仕切られた町/家並みの風景
/通町のなりわい/旅行者の見た通町の景観

第四章 カマクラ44
「風俗問状答」に描かれたカマクラ/「カマクラ」行事の意味
/「鳥追い」/訴訟沙汰になったカマクラ

第五章 サイノカミ祭り55
サイノカミ祭り/「絵巻」のなかのサイノカミ祭り
/「問状答」のなかのサイノカミ祭り/記録のなかのサイノカミ祭り
/子どもの役割/行列の規模/幕末近くのサイノカミ祭り

第六章 八橋縄手66
獅子舞のいる風景/八橋縄手/八橋のにぎわい
/旅人が見た八橋/絵馬を持つ子ども

第七章 八幡宮の祭礼79
行列図の謎/「八幡宮」=日吉八幡神社の疑問
/正八幡宮祭礼の可能性/日吉八幡神社の祭礼である可能性
/八幡日吉八幡神社の祭礼/山車の巡行

第八章 五月五日の節句と田植94
場面の概要/菖蒲の力/ノボリの意味/田植の風景
/早乙女のちから/「図絵」のなかの農民

第九章 土崎湊106
「絵巻」の風景/初夏のにぎわい/上方へ向かう年貢米
/「絵巻」の最後を飾る土崎湊

第十章 「秋田風俗絵巻」の世界117
「絵巻」の全体像/習俗の力/もうひとつの「絵巻」の可能性


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