安東氏―下国家400年ものがたり
四六判・217頁 定価1700円+税 冊数
はじめに 8

一章 安藤次季信、安藤小太郎季俊14

二章 安藤五郎18
1 五郎、蝦夷に頸を取られる 18
2 幕府による「蝦夷の沙汰」例 22
3 「源光氏」刻名の板碑などから 25
4 関東御免津軽船 26

三章 安藤季盛29
1 藤崎護国寺「嘉元之鐘」 29

四章 安藤又太郎季長38
1 奥州安藤氏に内紛 38
2 北廻り海運 42

五章 安藤又太郎宗季46
1 季久改め宗季、新惣領となる 46
2 季兼勢の安藤将兵はどこへ? 50
3 鎌倉期・津軽得宗領の地頭代 52

六章 安藤五郎太郎高季54
1 南北朝合戦と津軽安藤氏の去就 54
2 安藤軍勢、南部根城を襲う 60
3 海上交易発展と商品経済の波及 62
4 「津軽降人交名注進状」 64
5 西浜板碑と下国安藤氏 66
6 安藤氏交易圏、瀬戸内海までも 69

七章 安藤法季(貞季)71
1 『十三湊新城記』の貞季 71
2 十三湊の造営は貞季か? 76
3 「北辺の御所」波岡北畠氏 77

八章 安藤盛季80
1 十三湊最盛期の惣領 80
2 この時期の十三湊の様相 86
3 港湾都市十三湊の繁栄 89
4 盛季の母親は? 90
5 盛季死没は蝦夷ケ島撤退以前か? 91
6 「康季」を改名しての「盛季」か? 92
7 安藤鹿季 93

九章 安藤太郎康季97
1 康季、「陸奥守」に就任 97
2 三戸南部軍勢の襲撃 103
3 康季、勅願羽賀寺の再建 106

十章 安藤義季108
1 悲運の青年惣領、狼倉館に討死 108

十一章 安藤政季(師季)112
1 南部軍勢の外ケ浜攻め 112
2 政季、蝦夷ケ島移住と下国安藤氏継承 114
3 政季、蝦夷ケ島安藤領経略 115
4 政季、小鹿島・秋田へ 118
5 コシャマインの乱 120
6 出羽河北郡檜山へ進攻 126

十二章 安東忠季130
1 河北千町を制圧 130
2 霧山堀内城の檜山屋形 132
3 蝦夷ケ島松前守護職恒季自刃 133
4 葛西伊勢守秀清一族の概要 135

十三章 安東尋季138
1 ショヤ・コウジ兄弟蜂起 138
2 光広、松前守護職公認を要請 140

十四章 安東舜季143
1 深浦森山城主季定の謀反 143
2 東公ノ嶋渡リ 144
3 「夷狄商船往還法度」成立 150

十五章 安東愛季153
1 能代湊街の区割整備 153
2 比内領有から鹿角攻め 155
3 波岡北畠氏と縁戚となる 157
4 愛季の京都工作 158
5 愛季、檜山・湊家の統一 158
6 覇権者、信長への接近 159
7 愛季の叙位叙任 160
8 津軽豪族大浦為信の挑戦 161
9 湊安東家の所領吸収 162
10 比内再攻と由利合戦 163
11 「斗星の北天に在るにさも似たり」 166
12 嫡男業季、若死す 167
13 北天の斗星逝く 168
14 愛季の画と和歌 169

十六章 安東実季170
1 「安東氏」終焉 170
2 実季、檜山籠城 172
3 太閤の政治裁判 178
4 太閤検地による本領安堵朱印状 180
5 比内紛争と南部氏縁戚 184
6 羽賀寺修復と実季の婚儀 186
7 関ケ原合戦と常州宍戸転封 187
8 父子相剋と朝熊蟄居 193

十七章 雅道の実季205

   あとがき 214
   参考文献 216


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