プロローグ 6 第一章 享保十年 能代の三郎兵衛、万太郎、朝鮮国へ漂流 10 ──もはやこれまでと覚悟── 第二章 延享元年 能代の与次右衛門、琉球伊良部島へ漂流 29 ──漂流中の死者、大和神として今に祀られる── 第三章 延享三年 能代越前屋久右衛門船、琉球へ漂流 46 ──沖縄本島、浜比嘉島に漂着── 第四章 安永六年 阿仁村のぬい、寺内村の新助、朝鮮国へ漂流 50 ──ぬい、船乗り追い奔放に生きる── 第五章 天明八年 象潟の吉太郎、能代の長松、中国へ漂流 59 ──帰国後、象潟の吉太郎は出家── 第六章 寛政七年 八森村の吉太郎、呂宋島へ漂流 90 ──帰国後程なく出奔、行方知れず── 第七章 その他の漂流話 146 一、寛文四年能代の新兵衛、天竺へ漂流 146 二、延享元年陸奥国鹿角郡佐井村多賀丸、千島列島へ漂流 147 三、宝暦二年奥州仙台領気仙沼春日丸、中国へ漂流 148 四、明和の頃台崎村久作の妻、蝦夷地へ漂流 149 五、天明六年向能代五郎吉の漂流悲話 151 結 び 153 研究ノート一 漂流記入門 157 一、漂流記は江戸時代の出来ごと 158 二、漂流船はほとんどが廻船 159 三、冬の北西風で起こった多くの漂流 161 四、漂流は異国見聞の奇縁 162 五、整っていた送還、受け入れ体制 164 六、好奇心をさそった漂流記 165 研究ノート二 諸資料上の秋田領民漂流始末 170 研究ノート三 掲載資料の解説 187 (付)秋田領民漂流人別調べ 199 |
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