生活・ガイド |
2016年刊− |
北海道「古語」伝承
夏井 邦男(なつい くにお)
46判・200頁 定価1500円+税
ISBN 978-4-89544-615-0 ことばは、歴史の風雪に耐えた生き物!開拓者や移住者によって新たな共通語を生み出した北海道。そのルーツと伝承の謎を解く方言エッセイ。 |
目次 はじめに なぜ市民権を得たか 雨の日は、好き? 嫌い? ハハ(母)はパパだった 絶滅してしまうのか もってのほか、何を食べたの 鯨と似て非なるもの あゝ、女の勘違い この風は、いい風? 悪い風? お粗末な食事だな あの紫式部も話していた 「今晩、何を食べようかな」 「恋」と「愛」、その違いは? 「女」と「女性」、どこが違うの 「太陽」は何色なの ベロを上にしてください 昆布をめぐる論争 クシャミが出ちゃった、どうする 「小人」は子ども? |
魅力的な女性を連想する? 一声叫びはタブーだった 死語になってほしい 奥さん方の嫌いなもの なぜ、こんなにいろいろあるの 塩味が足りないよ 「シシ」、何を思い浮かべる 妻や母を何と呼ぶ ナズキヤミ、どこが痛いの 一生懸命やってるの? どうして親指を隠すの ビッキとモッケ、赤ん坊はどっち? 口が達者、これって褒ほ めことば? 清少納言が生きていたら? 東西のことばの違い 猫派が犬派を超えた あとがき 参考文献 主要語句索引 |
著者について
昭和17年5月、函館市生まれ。國學院大學博士課程修了。 昭和48年5月から平成20年3月まで北海道教育大学函館校で教鞭を執る。同年4月より北海道教育大学名誉教授。 昭和53年4月、函館市の女性グループが「古典講座」を開設、その講師を担当。 56年5月から『源氏物語』全54帖の原文(宮内庁書陵部蔵・青表紙本)を30年かけて講読・鑑賞した。 現在、再び『源氏物語』に取り組み、「葵」の巻を鑑賞中。 主要著書 『北海道方言の歴史的研究』(おうふう) 『北海道語に残る古語』(北海道出版企画センター) 『北海道「古語」探訪』(無明舎出版)などがある。 |