プロローグ(瓦礫の街に自鳥が舞う) 第一章 岩谷堂時代 (一九一一〜一九二七) 江刺郡岩谷堂町/菊池のエッちゃん/岩谷堂尋常高等小学校/早とちりのエッちゃん/絵が好きになった理由/自我の芽生え/失意の日々/旅立ち 第二章 目白商業時代 (一九二八〜一九三三) 上京の状況/藤原義江というスター/目白商業での生活/九州菊池一族の末裔/早とちりのエッちゃん健在/エノケンとカジノ・フォーリー/再び絵に目覚める/菊榮商店の危機/「ロシア舞踊」との出会い 第三章 ハルビン時代 (一九三四〜一九三九) 寺尾の叔母さん/初めての船旅/大陸の街・大連/巴里へ、巴里へ/帝政ロシアの夢の跡/ピアノとサモワール/ハルビン音楽バレエ学校/バレエをするために生まれてきた/コンスタンチン・マキシムビッチ・コンドーロフ/ハルビンの芸術家達/レオ・ドノプーレの恋/バレエ史を学ぷ/別れの時・旅立ちの時/「胡桃割り人形」の恐怖/ノモンハン事件勃発 第四章 上海時代 (一九四○〜一九四五) コースチャの冒険/「白鳥の湖」/オードリー・キング・バレエ・スクール/小牧正英の誕生/イリーナ・カークとスパイ容疑/「牧神の午後」/上海で出会った芸術家達/ドクター・ウォルフとの出会い 第五章 敗戦、そして引き揚げ (一九四五〜一九四六) 戦争の終わり/上海実験演劇学校/神の代理人/別れの日々/引き揚げ/焦土に立つ/白井鉄造との再会 第六章 「自鳥の潮」日本初演(一九四六・四月〜同八月) 日本バレエ界の現状/島田広、走る/東京バレエ団の結成/掛下慶吉との出会い/藤田嗣治画伯の舞台美術/「自鳥の湖」本邦初演/菊岡久利と人切り村木 |
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