聞き書 南氷洋出稼ぎ捕鯨
四六判・260頁 定価1800円+税 冊数
 はじめに

一章 夢中で稼いだ
 南氷洋行きの草わけ(矢嶋藤太郎)
  カムチャッカ行きの人間
  めくら蛇におじず
  刈和野は南氷洋捕鯨の先進地
  百円札腹に巻いて
  悲しみのレセプション
  手記「捕鯨創始者 志野徳助を偲ぶ」
  返事より早く、腰上げれ
  波乱万丈の人生
 ジョージア島の基地捕鯨(鈴木春治)
  立場が逆転
  逃避行
  戦後の第一号
  十年になったど
  運がえがた
 勤続三十年(佐々木勇)
  千島から南氷洋へ
  遭難の危険
  やっぱり窮屈であったス
  少しは我慢しねば
  無駄のない鯨
 南氷洋で盲腸炎(伊藤礼治)
  戦前の沖取工船
  孫爺さま
  冷凍船に乗って
  すり身で蒲鉾造り
  こぼれ話
 母船の大工長(池田勉)
  藤田さんとの出会い
  北洋捕鯨へ
  上には上があって
  大きな声で言われないが
  年金もらってえがた
  大工長になるきっかけ
  辞める潮時
  第二日新丸の火災
  想い出

二章 キャッチャーボートに乗って
 船長と砲手を兼ねて(倉部魁)
  極洋捕鯨社員
  捕鯨オリンピック
  パックアイス
  キャッチャーボート
  探鯨が一日の始まり
  楽しみは寝ること
  生活の知恵
  船長の気苦労
  鯨を追いまくって
  砲手は孤独
  鯨肉の王座は尾の身
  生産奨励金
  みんないい仲間
  夫人談
 

  捕鯨はどうなるのかな

三章 春になれば
 運命だべな(佐々木スミ子)
  情の移る暇がない
  寂しいもんだべ
  映画館で大鼾
  船内で急死
  天国と地獄
  虫の知らせ
  無口で気さくな人
 ままならねもんだ(蒔田アヤ)
  今は恵まれ過ぎて
  心に穴が開く
  気遣い
  海の上の給料取り
  こぼれ話
 いつも新婚気分(進藤トシ)
  想いはみな同じ
  見送りは辛いス
  留守家族会
  港まで出迎えに
  難しい人間関係
  コンドームの配給
  やっぱり夫が一番

 参考文献    


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