No.117
雨でも決行したのには理由がある
[黒森山(763m―横手市六郷・2015年11月15日)]
 昨夜来の雨。土砂降りといっていいほどの激しい雨だったが、何の躊躇もなく朝5時起床。土砂降りの中、モモヒキーズの仲間たちと横手にある黒森山へ向かう。
 誰がどう考えても常識的には登山には適さない日和である。何が悲しくて、こんな雨の中を……と思われても仕方がない。実は今日は年1回の「なべっこ登山」も兼ねている山行なのだ。背負子として秋田大学生M君(うちのアルバイトで来春地元新聞社に就職内定)も参加し、彼の就職祝いも同時にやってしまおうとの魂胆だ。そのため前日からSシェフが準備した「能代だまこ鍋」を無駄にするのはもったいない。さらに今日はこれも年1回恒例「リンゴ狩り」の日でもある。山に登って温泉に入り、真人公園下にある佐々木リンゴ園でリンゴ狩り(一人平均60個)をする。雨だからといって中止するいわれはない。リンゴ園の人たちもい準備して我々を待っていてくださるのだ。といった、モロモロの事情があり、雨天決行バカ登山となった次第である。

この神社から直登する

雨の山頂ビニール小屋前
 さすがにまともに登ると御嶽山経由で2時間半のコース。雨の中の2時間はきつい。雨具着用のハンディは少なくないからだ。今回の山行はいわば副食、主食はあくまでダマコ鍋とリンゴ狩りだ。軽く汗をかく程度で山行は「かんべんしてもらおう」と衆議一致、コースを変えて、黒森神社から30分で頂上にいたる直登最短コースを選択した。賢明なチョイスである。
 それでも雨具の完全装備のせいか、けっこう汗をかいた。山頂のビニール小屋で主食の本格的「能代だまこ鍋」開催。わざわざ「能代」と断っているのには理由がある。能代地方の「だまこ鍋」にはほかにはない「うどん」が入るのだ。これはこの地方だけの特徴で、しめではなく最初から具材としてうどんを入れる。これがうまい。
 山はものの25分で登り切ったが、その倍する時間をかけて、うどん入り鍋っこを楽しんだ。
 温泉は六郷温泉・あったか山。名前がいい。道の駅や第3セクターとは関係のない個人所有の温泉だ。露天風呂に数分浸かっただけで身体が熱くなった。その後もずっと身体は熱いまま。これはかなり「効く」温泉のようだ。
 温泉の後は増田まで移動し「佐々木リンゴ園」へ。ここで収穫したリンゴで私の場合は約2か月、昼飯が賄える。
 帰宅の車中でA長老と世間話。「どうして人生は思い通りにいかないのか」をテーマに盛り上がった。自分よりも長く生きている人の言葉には含蓄がある。その先輩がいう「想定外のことばっかりだね人生は」という一言に深く納得。本当に人生は想定外のことばかりだ。

backnumber  ◆ Topへ