No.127
雨の中を歩くのも春の風情
[太平山前岳(774m・秋田市――2016年4月3日)]
 前日まで好天だったのに今日は朝から曇り空。天気予報は午後から雨だ。気圧の谷の雨で、そうひどい降りではないと判断、山行を決行することにした。
参加者も少なく4名のみ。「新年度」という大きな区切りは関係ない。モモヒキーズはみんなリタイアした人たちなので、花粉症やお孫さんの入卒業式などで多忙な人が多いせいかもしれない。
 いつもは登山口まで入れないほど駐車場は満杯なのだが、さすがに今日はガラガラ、数台の車しかいない。太平山金山滝コースは一年中登れる山として秋田市民に愛されているのだが、日曜日でも雨の予報ともなるとピタリと「客足」は途絶える。現金なものだ。

この山の仏像は味がある

前岳山頂です
 天候不安定の中、最初から合羽着用で登りだす。今日は少人数なので先頭を任せられた。緊張する。リーダーの後ろを付いていくのと、リーダーでチームを引っ張っていくのは、見える景色が違う。
 「このくらいのペースでいいですか?」と訊きながら、結構きつい登りを黙々と前に進む。
 2時間かけ前岳山頂に行きついたあたりで急に雨足が激しくなった。ここで中岳まで行くのはやめ、下りてきた。
 登山口の四阿でランチ。温泉は「ざぶーん」。冷えた体を温泉で温めて帰宅した。時間はまだ午後2時前。朝7時半に家を出て、山に登って、のんびり温泉に浸かり、午後からちゃんと仕事までできる(しなかったけど)環境は自慢してもいい(別に自慢はしないのが)。
 1週間に一度、山に登って汗をかかないと1週間が終わってくれない。そんな身体になりつつある。

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