No.148
ドロドロ道と紅葉とリンゴ買い
[雄長子内岳(470m・湯沢市――2016年11月13日)]
 今日の山行は旧稲川町の雄長子内岳。名前は変わっているが、けっこう好きな山だ。その由来はアイヌ語のような気もするが、よくわからない。
 標高も低いが40分も登れば山頂についてしまう。でもそれなりにハードな個所が多く、急峻な山歩きやノンビリ尾根歩きも楽しむことができる。毎年、最初の登山入り口がはっきりせず間違えるのだが、今回もまた迷ってしまった。
 前の週の八塩山は前日に激しい雨が降っていたのに、山はからりと乾ききっていたが、この山は前日そんなひどい雨でなかったにもかかわらず山道はどこもグチュグチュの泥道で、靴はドロドロになってしまった。それでも紅葉もまだ十分残っていて、燃えるようなカエデの赤が今も目にちらつくほど。11月に入ってから2週連続で美しい紅葉を堪能させてもたった。

まだまだ紅葉真っただ中

山頂は荒れ放題
 山頂には朽ち果てた小屋。三角点もある。例によって坂上田村麻呂云々の伝説のある建物だが、手入れがなされていないので、もの悲しさだけが印象に残る。逆に山頂からの眺望は美しい。旧稲川町が一望できる。右端にに旧川連町、左端に旧稲庭町、横に長い町の全体を見晴らすことができる。佐竹氏が転封してくる前の小野寺氏の威厳を感じさせる風景だ。
 登山口の手前にある駐車場横に一本のカキの木がある。昔、この木に1個の柿しかなっていない光景を見て、はじめて「木守り柿」という詩情あふれる言葉があることを知った。今日はシブそうな大きな柿が採られないままなっていた。
 真人公園でランチをした後、午後からは佐々木リンゴ園で恒例のリンゴ買い。買うよりもただでもらうほうが多い。山行よりもこっちが今日のメインイベントだ。
 リンゴで車をいっぱいして温泉(アップル)で温まって帰ってきた。リンゴはこれで二か月は大丈夫。

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