No.162
眺望も花も素晴らしい小さな山
[姫神山(388m・大仙市大曲――2017年4月23日)]
 先週、八塩山(矢島口)に登る予定で出かけたが国際禅堂で雪のため車は入れず、そこからスノーシューを履いて2.4キロを歩き、ようやく登山道入り口まで到着した。そこまで1時間を要し、登り始めると登山道は雪に埋もれて前に進めなかった。だから今日は庄内の荒倉山以来2週間ぶりの山行になる。
 やはり春のこの時期は定番の山に限るべきだ。今年の山は雪が多い。この時期登れる秋田の山と言えば男鹿三山かこの西山三山(神宮寺岳・伊豆山・姫神山)ということになる。県内で最も早く花の咲く山だ。
 去年と同じように今年も案内役に地元のMさんが同行してくれた。彼がいると毎年違ったコースのバリエーション豊かな山を楽しむことができる。今日は伊豆山神社をスタートし、姫神山山頂に至り、そこから伊豆山まで縦走し、伊豆山神社でランチ、同じ場所に帰ってくるコース。

ここがスタート・伊豆山神社

ニリンソウとトリカブトの違いが判らない
 朝から雨模様。合羽着用で登り始めたが昼近くなるとすっかり青空になり汗ばむほど。
 山頂では今日も何年振りかで知り合いと会った。「おれおれおれ」と顔を近づけられたが、誰か思い出せない。数年前に交通事故にあい左足に大けがをしたHさんだった。よく散歩コースが同じで会っていたのだが事故以来会う機会がなかった。けがをした左足のことを言い出したので思い出したのだが、顔がすっかり変わり(ひげを生やしていた)、元の顔を想像するのも難しかったのだ。元気で山も登れるようになったのは慶賀に堪えない。
 温泉は「かみおか温泉 嶽の湯」。客が少なく、ゆっくり露天風呂に浸かることができた。どんなにお気に入りの温泉でも混雑しているところは苦手だ。皆そうだろうが、温泉は「のんびり、ゆっくり、無心」になれるところが、いい。

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