No.191
真山と本山では雰囲気が違う登山道
[男鹿本山(男鹿市・715m・2018年12月02日)]
 今日は男鹿本山。山行ラッシュがとまらない。同じ山域なのに先週の男鹿真山とはまるで雰囲気が違う。五社堂から登る男鹿三山は珍しい。海の見える登山道というのはそれだけでアドヴァンテージだが、五社堂までの石段がけっこう歩きにくい。
 今日はSシェフと一緒だが、ジオパークの全国大会があった時、ここの石段で参加客がけがをしないように、ボランティアのSシェフがひとつひとつの「浮石チェック」をしたのだそうだ。
 ピーカンの日曜日なのに登山客は少ない。静かに冬を待つ森の中を黙々と歩きだす。いきなりナラ林にいくつもの白い小さなテントが。異様な光景だ。ナラ枯れの伐採した木を梱包したテントだ。
 歩きやすい、よく整備された登山道を進むと、ときおり動物の糞が落ちている。この山はクマもいないし動物の棲まない山と言われるが、小動物はちゃんと生存しているようだ。

この白いテントがナラ枯れの木

葉の落ちた山は静謐だ
 毛無山を抜け、自衛隊通りに出て、その通りを歩いて本山へ。毛無山も本山もピークは基地内にあるので、あくまでその周辺を通過するだけだ。ランチは海風を避けて敗戦直後に墜落したB29の碑の場所で。このところずっとバーナでインスタントラーメンだったが、飽きてしまった。今日からは例年通り、家であっためてきて保温ボックスに入れたおかゆだ。梅干しがうまい。間食。あまりに寒いのですぐ下山。登り2時間40分。下り2時間10分、合計5時間の気持ちいい山歩きができた。
 下山してすぐ道の駅の「オガーレ」へ。ここで活きのいい捕れたての魚を買うのも本日の目的だ。でも海は「しけ」だったようで魚はほとんどゼロ。冷凍のタコとエゴ(海藻。九州のおきゅうとのこと)を買う。前回の真山の帰りには活きのいいヒラメがあり、店でさばいてもらいうまかったのだが、ヒラメはなし。次回に期待しよう。
 温泉は天王にある「くらら」。ここは客質が問題だ。圧倒的に金のネックレスや攻撃的な言葉の飛び交う常連客の多い温泉。今日も案の定、浴槽に酔っ払いがまぎれていて、大声で迷惑をかけていた。困ったものだ。

backnumber  ◆ Topへ