No.260
本格的雪山登山を体験
[男鹿真山・男鹿市・565m 2022年1月10日]
 「50年史」の原稿を書く予定だったが、さすがに3連休連続でコン詰めるのは体にも精神にもよろしくない、と思いモモヒキーズの山行に予定変更で参加させてもらった。メンバーはいつもの3名と私。  
 天気は穏やかで好天。前半はツボ足で八王子の半分地点まで問題なく歩けたが、そこから上はスノーシューでないと全く歯が立たない。雪はサラサラでスノーシューでも膝まで埋まってしまうほど柔らかい。でも不思議なことにこの急峻な階段は雪が降り積もった方が歩きやすかった。歩幅が自由になるのでスノーシューでも段差の制約を受けないからだ。それでもやはり雪のない季節の2倍はゆうに時間はかかる。
 前の人がツボ足で歩いて踏み抜いた深い足跡がスムースな歩行を邪魔する。よくこんな雪をツボ足で歩いたものだ。たぶんに雪山をなめているのかも。後半は急峻な階段地帯が続き、4人でラッセルを変わりながら、どうにか山頂へ。いつもなら1時間半のコースだが今日は2時間半。お正月気分がいっぺんで吹き飛んだ、ハードな山行になった。おかげで身体はシャッキとカツが入った。いつでも冬山をなめてはいけない。

ラッセルがつらくて一休み

山頂にはかわいらしいお供えが
 ランチはいつもの山頂の小屋だが、寒さとの戦いでもある。バーナーで湯を沸かし、カップ麺を温め、そこにおにぎりをぶち込んでおじやにしてかっ込んだら、少しは体があったまった。
 長居は無理なのですぐにすぐに下山。汗だくの身体を温泉(天王「くらら」)でじっくり温めて、家に帰ってきたのは外が真っ暗な6時だった。

 充実の山歩きから一夜明けた日は検診の再診、内視鏡検査の日だ。結果表からてっきり胃腸関連の検査だと思ったら、その手前の食道が「炎症を起こして潰瘍ができている」との診断。胃はきれいなものだ。2週間ほど薬を飲んで経過観察することになった。半年前から、朝ご飯を食べると食道性逆流炎のような症状がたびたびあって「これは何かあるな」と不安とともに強い自覚もあったが、やっぱりか。おいしいものが食べられなくなるのはつらい。ちゃんと薬を飲んで治さなければ。


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