No.262
子供連れで今冬最後のスノーハイク
[保呂羽山・横手市・438m 2022年3月27日]
 1月下旬の大森山スノーハイク以来だから2カ月ぶりの山行だ。この空白の2カ月間というのが大変だった。2月に入ってすぐアイスバーンで転倒し両手を打撲。いまに至るも痛みは残っている。オミクロン株が猛威を振るい、この雪国にも襲いかかり、もう家にこもるしか手はなかった。そしてロシアのウクライナ侵攻だ。3回目のワクチン接種はしたものの、仕事の方は静まりかえって出版依頼はまったくのゼロ。50年史の原稿を書く気にもなれず、山行は中止で、どこにも出かけられず、防空壕で過ごしているような2カ月間だったのだ。
 さて週末の天気予報は「雨のち曇り」だったが、天気予報は外れずっと山中は好天だった。幸先はいいが、実は集合時間を1時間間違え、皆さんに多大な迷惑をかけてしまった。コロナボケといわれても言い返せない大失態だ。
 今日は最後のスノーハイクの可能性もあるが、小中学生が3名とその母親2名も参加、いつものモモヒキーズとは違う雰囲気での山行だった。出発前に子供たちにかんじきの履き方を教えたり、親御さんの装備の点検をしたり、普段とは違う気の遣い方が要求される。いつも登山前は自分のことで手一杯なので、いい経験だった。しかし2カ月ぶりの山歩きはやっぱり気持ちがいい。思ったよりも雪が多いのにも驚いた。山頂付近にも雪が多く、急峻な雪壁をステップを造りながら登るのは子どもたちには負担が大きく無理とリーダーが判断、山頂を目の前にして引き返してきた。

自然学習も兼ねての山行だ

雪は多いが根あきもくっきり
 最近、小学生の柔道の全国大会が廃止になった。過度な勝利欲で親も指導者も勝利至上主義に狂い、子供たちのスポーツへの情熱や興味、なによりも将来を奪っているからだ。私自身も半世紀以上前、根性スポーツ主義の犠牲者のようなもので、大好きなのにスポーツの楽しみを味わえないまま大人になってしまったくちだ。子供のころ、もう少しできのいい指導者と出会えていたら、自分の人生も変わったものになっていたかもしれない、とはよく考える。子供たちにスポーツの楽しさを教えるのは重要なことだ。

 温泉は大内町の「ぽぽろっか」。ここの浴場は一日路として好きなのだが、洗い場のシャワーが5秒で止まるようなシステムに変わっていた。これではちゃんと頭を洗うことも困難だ。これも頃中の経済難によるものなのか。さらに失態がもう一つ。昨夜、膝がちょっと痛むので念のためと両足の膝にサロンパスをたっぷり塗って寝たのだが、そこの部分が湯船に入ったとたん、飛び上がるほど痛みになって襲ってきた。薬の成分が皮膚の内側に染み込んでいるためだろう。これはちょっと軽率だった。

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