No.319
妙見山・4年ぶりの初詣登山
[妙見山・258m・秋田市――2025年1月3日]
 お正月恒例の妙見山初詣登山を決行。決行なんて勇ましい言葉を使ったのは、今回の山行は私個人が発案者だ。旧モモヒキーズの仲間たちはそれぞれがばらばらに好きなように行動するのがメインなので、みんなが集まって山に登ることはめったになくなった。まあこれも時代だ、しょうがない。でも誰かが声を上げるのを待っていても、待ち疲れするだけ。自分から仕掛けるのが一番だ。当初はFさんと二人きりで行く予定だったのだが、うわさを聞いてか希望者が増え、最終的には6名まで増えた。でも前日にキャンセルが相次ぎ、結局は3名で登ることになった。登りはゆっくり45分。休憩なしだが、Fさんは初めてスノーシューを履いたので、慣れるまで時間がかかってしまった。 

駐車場は一台しか止めれない

対面にオーパス・スキー場
 初詣を済ませ、帰りは旧大平山スキー場跡を降りてきた。下山のほうが距離が長く、景色が開けている。ちょうど旧スキー場から対面にはオーパス・スキー場が対峙している。オーパスには結構な人数のひとたちが滑っていた。曇りのち晴れ、ときどき小雪という絶好のコンディションなので、スキー日和だ。山は生き物たちの声も絶え、ウサギや小動物の愛跡が雪面にくっきり残り、その動物たちの姿を想像しながら歩く山は楽しい。静寂の雪の森を歩く醍醐味はこの「静けさ」だ。もう冬眠に入った熊を警戒してジャラジャラ熊鈴を鳴らして登るのは無粋だ。
 スノーハイクが初めてのFさんもすっかり雪山歩きが気に入ったようだ。夜はFさんとシャチョ―室宴会。というかすき焼きの新年会だ。

 温泉は、新年なのでちょっと趣向を変え、まったく行ったことのない貝の沢温泉まで足を延ばすことにした。何十年も前、一度行ったことがあるのだが、なんだかあまりなじめず以降は足が向かなかった温泉だ。今は温泉場もすっかり新しくなり、近代的な温泉宿になっていた。でもまた来ることはないだろうな。
 今年は「食わず嫌い」を改めて、積極的に新しい場所や食べ物、好奇心を開拓していきたいものだ。

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