Vol.1065 21年5月29日 | 週刊あんばい一本勝負 No.1057 |
少し潮目が変わり始めたかな | |
5月22日 八塩山が雨の中止、無念。昨日の資料本運搬で腰が痛かったので、ちょっと救われた気分も。今週初めから立て続けに出版依頼が入り仕事場の様相が一変。なんだか潮目が変わった感じ。目の前の仕事を粛々と片付けていくだけだが、やっぱりヒマより多忙がいい。 5月23日 今日から替わったトップページ写真は説明が必要だろう。ニリンソウとトリカブトの葉っぱである。まったく同じ場所に生えていて花がないと葉っぱだけでは間違えてしまう。トリカブトは毒性を持つ危険な植物だが、同じ場所に生えているニリンソウと間違えて採って食べる人が今も後を絶たない。その注意喚起をするためSシェフが二つの葉を比べているシーンだ。でもこの写真を見てもどっちがトリカブトか、もう忘れてしまった。要は紛らわしいので採って食べないこと。これに尽きる。 5月24日 肉が食いたくなり「いきなりステーキ」へ。思い切って300グラムのサーロインを注文したのだが、これがさっぱり肉の味がしない。「あれっ、もしかして俺コロナ…」と思ったほど無味覚状態だった。最近、月に一度は少量だがカミさんがお肉専門店から買ってくる高級な肉を食べていた。この味がスタンダードになり無意識に舌は比較していた。ペラペラの大豆加工品を食べている感じの肉だった。 5月25日 昨夜は羽目を外して二日酔い。ある店が夏に店を閉めることになり(後継者はいるようだ)、夕食後にその店を訪ねたのだ。久しぶりにお酒が入ると饒舌になり、見境なく隣の人に話かける。ある段階からタガが外れ、どうやって帰ってきたのかわからない。朝から打ち合わせがひとつあり、これだけは迷惑をかけずに済ませたが、その後は寝床で二度寝。もう一生涯酒は飲まない。酒は嫌いだ。 5月26日 一日ゆっくり休養したせいで二日酔いからリカバリー。今日あたりは軽く好きなポッピーでも……。三週間近く山に行っていない。運動不足は心身に微妙な影響を与える。才能はなくても健康でありさえすれば、ウサギに負けないカメ・アイデアはいつか芽生えてくる。健康以外の武器はないのだから摂生は大事と痛感する昨今だ。 5月27日 雨模様で肌寒い日が続いている。朝ごはんの時、「今日に最高気温は?」とカミさんに訊いて、その日の服装を決める。午前中はひたすらデスクワークで、午後からは原稿を書いたり散歩をしたり、資料を読んだりのルーチン。あいかわらず本の注文は来ないし、出版依頼もポツポツ。 5月28日 朝、パソコンを起ち上げるとしばらく調子が悪い。動作が極端に遅いのだ。しばらくするとスムースに動くようになるのだが、朝のやる気と新鮮な気分が一挙に萎えてしまう。なにが問題なのだろうか。昨日から本格的に「山城」の原稿を書き始めたが、ワープロが動かなくなればお手上げだ。こんなことが続くようなら予備のワープロ専用パソコンを準備する必要がある。昨夜は山城関連で長部日出雄『源義経』(学研)を読んだ。さすがに小説家の書く伝記は歴史家のものとは違って無類に面白い。頼朝と義経の関係をプロ野球の川上と長嶋に例えている巻末の講演記録が面白かった。 (あ)
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