Vol.292 06年4月15日 | ![]() |
はじめまして新人です | |
はじめまして。アルバイトをはじめて、ようやく3週間目に突入の「も」です。右も左もわからぬまま飛び込んだ出版と言う世界。即、本作りか! と思いきや、なにも知らない若造がそんな仕事をさせてもらえるはずもなく、毎日、掃除から始まり、前日の売り上げチェック、その日の注文のデータ入力、本の梱包作業、発送、返品の処理であっという間に一日が終わってしまい、気がつけば3週間も経っていました。他の方々がむずかしい顔をして一日中机にかじりついて仕事をしている脇を、あっちにいったり、こっちにいったり、一人せわしなく動き回っています。 昔から本が好きでした。もちろん「読む」ことも好きですが、本という「いれもの」自体もとても好きです。新しい本を開いたときの、なんともいえないインクとのりの「におい」、アイロンをかけたみたいにパリッとした紙質、きれいで無駄のない長方形の手にとりたくなる立ち姿。そこにただ飾っておくだけで、一つのオブジェになります。時には作者も、その本の内容も知らず、表紙のデザインが気に入っただけで、買うこともありました。そんな「本たち」に囲まれながら、そして、いつかそんな素敵な本を自分が造れることを夢見ながら、今日も一小間使いでウロチョロ走り回っています。これから何度かこのニュースの原稿を書かせてもらいます。よろしくお見知りおきのほどを。 (も) |
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