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秋田にもようやく春が訪れた。四月前半から中盤にかけては雪、雨が続き気温も上がらず低温注意報もだされた。一旦咲いた桜も翌日は雪、なんてこともありさぞ辛かったろう。GWに入ってから晴れの日が続き、気温も上がりやっと春らしくなってきた。さっそく先日も春を感じに大学病院裏の森へいってきた。まずはなんといっても春の名物桜。花見の名所にいくのもい
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いけどなにせ人が多い。この森にいるのは私一人。心静かに存分に桜を独り占めできる。桜だけではない、いろんな植物がまってましたとばかりに顔をだしている。植物に関してはあまり詳しくないので、事細かに書くことはできないが、とにかく森が目を覚まし、大きな伸びをしている、そんな生命の躍動感が感じられた。晴れ渡った空と木々を見ながら歩いていると、足元
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でごそごそ動くものがあった。ヘビだ。一瞬ギョっとしたが、ヘビは私のことなんかまるで眼中にない様子で悠然と通り過ぎていった。体長60センチくいの、たぶんアオダイショウだろう。動物たちも目を覚まし活動を開始したんだなあと思っていると、この間までなかった看板がたっていた。「熊出没注意」。そうかあ熊も冬眠を終えてここら辺を散歩するんだなあ….ってそんな呑気なことはいってられない。万が一遭遇するかもしれない。臆病なわたしは森の奥へ入ることを諦め、来た道を引き返した。なにはともあれ秋田も春。嬉しいかぎりです。
(森)