Vol.297 06年5月20日 | ![]() |
初心者マークと車嫌い | |
運転免許を取ったばかりのアルバイトのMの車の助手席にのり、私の車に初心者マークを2つもつけて市内の取引先や重要立ち寄り箇所などを一緒に回った。初運転の車に乗るというのも勇気がいるものだが、なんと私より運転がずっとうまい。私が下手すぎる、ともいえるのだが、それでも運転暦25年以上だ。調子に乗って湯沢市まで遠出して、力量のほどをチェックしたのだが、高速もすいすい、結局何も教えることはなく居眠りしてしまった。帰りもわざと途中で高速を降り難しそうな市街地を走らせたのだが、これも難なくクリアー。張り合いがなくなり窓の景色をボーっと眺めていた。運動神経や反射神経が年齢差35歳では段違いなのは当たり前だが、もう少し下手なら教えがいもあるのに。夜はどしゃ降りで、これも初心者運転講習には絶好の「悪天候」だったが、こちらが同乗する前にさっさと一人で夜の闇へとスタート。怖くはないのだろうか。こちらは年々運転が嫌いになり、できるだけ徒歩かタクシー、電車を利用する日々だ。自分の車に1か月間一度も乗らなかったなど最近は珍しくもない。できれば車など要らないのだが、秋田で仕事をしているとそうはいかない。交通機関が貧弱だからタクシーに頼るしかない。だから著者との打ち合わせやアポ、原稿の受け渡しは、最大限わがままを言わせていただき、こちらが外に出かけなくてすむ、わが事務所を指定するのが、もう何十年来の定番になっいる。「外で会いましょう」などと言い出せない雰囲気を長い時間をかけて構築してきたのだ。ここまで来ると「車嫌い」も筋金入りでしょう。 (あ)
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