Vol.331 07年1月13日 | ![]() |
今年は忙しくなりそうな予感 | |
年明け早々ばたばたしている。1月には珍しく4冊の新刊が出るということもあるが、最大の理由は発売になったばかりの「通販生活」。これに小舎刊の『秋田「物部文書」伝承』の書評が突然載った。事前の連絡が一切なかったため、個人的に購読している「通販生活」が手元に届いてもなんとも思わず放り投げていたのだが、全国各地から電話が鳴り出して、初めて掲載されていることを知った。書評が非常に好意的かつ効果的に書かれていることもあり、これなら注文も来るよな。年明け早々縁起がいい。とりあえずは書評者に感謝しなくっちゃ。今月末発売の「月刊現代」には池内紀さんが今度は『少年』(歩青至著)の書評を書いてくれたとのこと。こちらもブレークして欲しい。 仕事ではない個人の読書生活でも、今年はちょっぴり変化にとんだ展開になりそうだ。今年に入って読んだ本にほとんどはずれがなく、テレビを見る機会がめっきり減った。バーバラ・ビム『秋の四重奏』、北杜夫『どくとるマンボウ航海記』、長園安洪『セシルのビジネス』、吉村昭『仮釈放』……浅田次郎の『地下鉄に乗って』もびっくりした。お分かりのように最近の本ではない。買っておいたが読まずに積んでおいた本を出鱈目に上から順に手に取っているだけ。これでほとんど外れないのだから、なんとなく顔がほころんでしまう。 仕事面でも、年が明けたと同時に3冊の出版依頼があり、どのような形で出版可能か検討に入っている。これもこの時期にしてはハイペースだ。そんなこんなで、なんとなく今年は忙しくなりそうな予感がある。かなりくだびれてきたけど、元気になるビタミン剤は「忙しさ」なのは、これまでの経験から間違いない。 (あ)
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