Vol.47 7月21日号 | 週刊あんばい一本勝負 No.44 |
この夏「無明舎フェアー」やります | |
東北の約300書店を会場に「無明舎フェアー」をやることにきまりました。30点ほどの売れ筋商品をセットにして、この8月から約3ヶ月間、一斉に開催されます。帰省を予定されている方々は最寄りの書店までお運びいただければ幸いです。この手の書店フェアーはほとんどやったことはないのですが、このところ秋田ものよりも東北ものの本が多くなり、東北各地の書店に常備で本を置いてもらうための試験的な試みでもあります。書店営業が出版頻度に追いつかなくなり、どうしても営業が後手後手書店任せ、読者注文待ち・・・そんな状態が長くつづいていました。ようやく仕事が一段落つき、全員が営業のことを真剣に考える環境(時間と空間)が整ったので手間暇はかかりますが予算を組みやってみることにしました。全員が営業担当者になる戦略です。小生の仕事は「広報」で、お盆を中心に東北の地元新聞、朝日新聞東北6県の県版に「全3段広告」を作ります。版下だけでも10本以上作らなければなりませんからデザイナーも大変で、そのほかに専用のポップやチラシも大量に作ります。書店とのコミニュケーションも広報の仕事で、ま、後方支援業務なのですが、さてどうなることやら。 (あ) | フェアー用のポップ |
秋山税理士を紹介します | |
小舎が法人組織になったのは、秋田大学教育学部の正門まえから現在地の広面に引っ越してきた一九八〇年のことです。このときから会社の経理は秋山税理事務所に一任してあります。当時は秋山先生も独立して自分の事務所を持つか持たないかのころで、こちらも事務所を新築し「さあ、やったるでぃ」と空気ぱんぱんの頃でした。お互い年代が近いこともあったのでしょうが、さまざまな無理難題というか、とんちんかんな金銭問題もイロハから教えてもらい、もう二〇年以上のつき合いになってしまいました。小舎の経理はそのための専門家がいるわけではなく一番仕事量の少ない人間が経理もやるという仕組みで、どうしても営業のものが担当者になってしまいます。仕事量が少ないといっても営業は出張で夜遅く帰ってくることが多く、経理の打ち込みは一週間に一回か三週間に一回ということもたびたびです。要するにめちゃくちゃなのですが、それを怒りもせず(あきれた素振りは見せますが)事後処理してくれるのが秋山先生なのです。旅行してもお土産を買ったりする習慣のない我々ですが、舎員旅行では秋山先生にだけは必ずお土産を買ってきます。 (あ) | この人が秋山先生 |
青森の温泉2冊同時発売! | |
予告していながらなかなか刊行できなかった『青森の温泉』『青森の公共温泉』の2冊がこの18日にできてきました。2年近い取材期間をかけた労作です。これで小舎の温泉シリーズは一段落です。次は一年半ぐらいに後に『山形の温泉』『福島の公共温泉』などが刊行される予定です。温泉ものは相変わらずよく売れるのですが、それゆえいい加減な手抜き本は読者からかなり手痛いしっぺ返しをくいます。小舎では最終校正の終えたゲラを取材元(温泉)に送り、間違いがないかどうかをチェックしてもらってから「校了」にしています。ですから正確さには自信があるのですが、読者の要求は年々厳しくなるばかりで「近場の名所もいれろ」だとか「スキー場情報が入ってない」といった無理難題をふっかけてくる読者もいます。これもガイドブックの宿命とあきらめています。 (あ) | 青森の温泉 |
青森の公共温泉 |
流しそうめんとニテコサイダー | |
町の至るところに湧き水がある六郷町へ取材に出かけました。 ニテコ清水のニテコ名水庵は、流しそうめんとニテコサイダーが有名です。このサイダーは子どもの頃、母の実家に遊びに行くと必ず飲みました。当時とはビンがリニューアルしましたが味は同じで、小学校の夏休みを懐かしく思い出しました。そしてやはり小学生の頃、この店に流しそうめんを食べに来たこともあります。丸いテーブルにドーナツ状に水が流れていて、壁から突き出た竹筒を通ってそうめんが流れ込んで来るのですが、誰がどこからそうめんを流しているのか、昔も今もわからないままです。近々、解明のためにもう一度出掛けようと計画しています。きれいな水を眺めて、その流れる音を聞いているだけで感じる暑さが全然違うということは大発見でした。 (富) | |
ニテコサイダー | 流しそうめん |
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