Vol.529 10年12月18日 | 週刊あんばい一本勝負 No.523 |
忘年会シーズン突入だッ! | |
うかうかしていると今年も終ってしまう。クニマスの発見や、電子書籍について尊敬する二人(津野海太郎と萩野正昭)の新刊、今年一年間の反省やら来年の抱負とか、いろんなことを書きたいのだが、まずは忘年会について書く。 めったにないのだが、今年は忘年会が5回ほど予定に入っている。多くの人がお祭り騒ぎをするときは、ひっそり仕事をしていたりするのが好きな「ひねくれ者」だが、年のせいなのか若干心境の変化があらわれているのかもしれない。山仲間や仕事関係者、著者や新聞記者、近所の知人たちと酒を飲むのだが、ワクワクする気持ちと、体力的に大丈夫かジブン、という複雑な気分が交錯している。 その忘年会のスタートの幕が昨日きって落とされた。山仲間4人グループ「モモヒキーズ」の忘年会。平均年齢60ウン歳、女性一人に男性3人、リーダーは女性のKさんである。飲み会のリーダーが女性というのも、いいでしょ。場所は川反6丁目の小料理屋。年相応の、高級感ある落ち着いた雰囲気の店。と油断したのがいけなかった。Kさんの爆弾が仕掛けられていた。4千円会費で、時間制限ありの酒飲み放題だったのだ。やけにみんなのピッチが速い。そりゃそうだ。「時間内にもっと飲まなくちゃ」というチョー貧乏くさい焦りが、自然にたかまってくるのだ。時間制限飲み放題というのは人生初体験。人生経験豊かな60代の大人が選択すべき道ではない。 最初でかなり出来上がった。2次会はデタラメな選択で、ネオン看板に「ヒマラヤ」という文字があった店へ。Kさんはネパールトレッキングはじめ海外登山歴もある。入ってみるとネパールの民族衣装を着た若い女性ホステス兼ダンサーが接客する、ネパール・クラブだった。ホステスのラマちゃんがかわいくて、山歩きの話で盛り上がった。そのいい流れのまま3次会に。これも近場のビルにあてずっぽうに入り、「ジャズバー」へ。気取った店でウヰスキーを2,3杯。店を出ると日付はもう翌日になっていた。「こんな機会はめったにないから」とKさん(女性ですよ)の号令で、今度はカウンターだけの戦前の居酒屋のようなおでん屋へ。ここでかなり珍しい知人と会ったが、それはまた後日。 こうして自宅に帰ってきたのは夜中2時を回っていた。寝ているはずのカミさんが指揮者の小澤征爾のドキュメンタリーテレビを見て、起きていた。 (あ)
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