Vol.533 11年1月22日 週刊あんばい一本勝負 No.527


ひきつづき腰痛の話

15日(土)は「山の学校」のある岩見ダム周辺のスノーハイク。腰がだるく(痛いほどではないが)、それでも5キロを歩きとおした。こんな状態なのでラッセルは勘弁してもらったが、温泉に入っても寝床で休んでも、腰の重苦しい感じは消えない。
16日(日)は友人と2人で田沢湖にスキーに行く予定だったが、腰が痛い。とても無理。いや無理すれば滑れなくもないのだが、途中でリタイアしたりすると友人に迷惑をかけそうなので直前にキャンセル。
16日17日の両日とも安静に家から外に出ない。山の友人のAさんが「とっておきの治療法がある」といって膝縛り睡眠法なるものを教えてくれた。文字通り膝を腰ひもで縛って固定、そのまま寝てしまうという原始的な治療法である。迷信は信じないほうだが、こうした「超」プリミティブな発想というか方法は案外すき。2日間試したが、効果のほどは期待できなかった。
18日(火)椅子から立上がったり、食卓に座るとき痛みがある。寝たり歩いたりは何でもない。カミさんに「8日のスキーにいったあたりから様子が変だった」と言われる。そういえば年末年始とずっと毎週のように山に登って、その上さらにスキーに行った。調子に乗って、身体が悲鳴を上げているのではないか。近所の整骨院へ行く。案の定、身体のとくに背筋が異常に堅くなっているといわれた。疲労が集中して腰にすべておぶさってきたのかもしれない。

この日以来、毎日、整骨院通い。もちろん即効性のある治療を期待している訳ではない。入念なマッサージと電気治療をしてもらうだけなのだが、このマッサージで身体のコリや疲労がずいぶんとれているような気がする。

というわけで、いまだ完治とまではいかないが、「疲労による症状」という意識が芽生えてから気分はずいぶん楽になった。このまま腰痛が悪化して何のスポーツもできず寝たきりになったら、という恐怖心に心奪われていたからだ。
それにしても、腰痛に苦しむようになってから外に出る仕事が増えた。何という皮肉だ。盛岡日帰り出張あり、今週末は鳥海山麓の観音森スノーハイク、その翌日からは2泊3日で東京出張。いやはや。人生はうまくいかない。
(あ)

No.527

ファッション・ライフのはじめ方
(岩波ジュニア新書)
高村是州

自分が「モノ持ち」のいいほうであることに気がついたのは、そう昔のことではない。中学時代に母親に編んでもらったセーターを何の疑問も抱かずに30代まで着ていたし、スーツの多くは40代のときにつくったもの。最近の洋服はほとんどユニクロで、何の不満もない。特に下着はユニクロがいい。山に登るようになってからはアウトドアの衣類を普段着でも着るようになったし、重ね着の技を山歩きから学んだ。古いものと新しいものを重ね着して、安上がりのオシャレを楽しんでいる。本書を読んで勉強になったのはファッションの変遷(歴史)を年代ごとにシルエットで見せてくれることだ。50年代のリーゼントにパンツのロールアップ、60年代の細いVスーツ、70年代のロングヘアーにベルボトム、80年代のパッド入りいかり肩とテーバードパンツ(裾に向かって細くなっている)、90年代の腰履きパンツにオーバーサイズ、00年代の極細テラード服、そして10年代はジェンダーレス、男性も露出を楽しみ女性化している。シルエットで「形」が単純化されているので、わかりやすい。このシルエットからいくと小生ははっきり60年代70年代の若者である。そのまんま、である。

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