Vol.57 9月29日号 | 週刊あんばい一本勝負 No.54 |
稲刈り無事終わる | |
事務所前の石井さんの稲刈りが3連休の間に無事終わりました。倒伏が心配だったのですが本人に聞くと、「自然災害ということよりも肥料のやりすぎで伸び過ぎてしまった一部分が雨や風で倒れてしまった」のが原因だそうです。ま、被害はなさそうなので一安心です。個人的なことを言うと小生の家では、お米は県北地方の懇意にしている農家の方から分けてもらっています。これがブランド米でも高級品でもない普通のお米なのですが、おいしくて重宝しています。秋田ではどちらかというとお米は県南地方の方が本場で、無条件に南のほうがうまいという人が多いのですが、そんなことはありません。ようはお米のうまいまずいは「乾燥」で決まるといって過言ではないのです。玄米で丁寧に保存していたものを食べる直前に時間をかけて乾燥、精米したものはブランドに関わらず、うまい米になる、というのが我が家の結論です。新米に季節です。試してみてはいかがですか。 (あ) | |
石井さんの稲刈り | 刈り終った田んぼ |
高橋さん、ありがとうございました | |
朝日新聞秋田支局の高橋康弘さんが、この9月に東京本社社会部に転勤になりました。ここ数年、新聞記者と個人的に親しく付き合うことはほとんどなくなったのですが(女性記者は別)、高橋さんはよく事務所に遊びに来てくれ、宴会などもご一緒した例外的存在でした。わたしの朝日の月刊エッセイを担当してくれたばかりでなく、石川元秋田市長を辞任に追い込んだスクープや、ここ数年、執念で追いかけ続けた自殺問題の中心スタッフでもあり、それらの仕事は小舎の『自殺』『自殺の周辺』の2冊のブックレットに結実しています。お互いにバタバタしている時期とぶつかったため、送別会を開けぬまま転勤になってしまったのが心残りですが、どこかで一献の機会もあるでしょう。秋田できっちりと自分の足跡を刻み込んでいった記者に小舎では敬意をこめて「ご苦労様。ありがとうございました」という言葉を送りたいと思う。 (あ) | |
小舎宴会での高橋さん。左から2人目 |
「細江英公の写真1950-2000」 | |
秋田市の千秋美術館で細江英公の写真展を見てきました。彼の写真では土方巽や三島由紀夫を撮ったものがあまりに有名で、逆にいえばそれ以外の写真はほとんど話題になることはないのだが、この展覧会では初期作品から最新作まで200点の作品を編年史的に俯瞰することができる構成になっている。観ているとやはり土方巽の写真が圧巻なのだが、中に一枚、加藤郁也の句集出版記念会の出席者を撮った作品(ではなくプライベート写真といった方がいい)があり、ここに映っている人物たち(芸術家や文化人)がすごい。こうした人脈のなかから土方や三島の作品が生まれてきたわけで、写真家の出自を知るうえで資料的価値は満点である。皮肉にもこの写真の前で一人一人の日本を代表する芸術家や文化人の顔を確認していた時間が一番長かった。 (あ) | ポスターから |
ハーゲンダッツの秘密兵器 | |
夜、散歩の途中に週1回、コンビニに寄りハーゲンダッツのアイスクリームを買う。カミサンの命令である。たいていはミニカップのキャラメルアイスが定番なのだが、「半年ほど前に食べたモナカサンド風のキャラメル味がものすごいうまかった。それを買うように」と厳命され探しているのだが見つからない。「どうしても食べたい」というので可能な限りのコンビニに当たってみたが発見出来ない。思い余って近所のコンビニ経営者に相談したら、直接ハーゲンの代理店にきいてくれた。このアイスは正式名「クリスピーサンド キャラメル」(280円)で今年の3月新発売になったもの。東北のコンビニにも出したが売れず東北のみ販売中止になったのだという。なるほど。それでもコンビニ経営者の尽力で、ハーゲンに掛け合い、またお店で取り扱ってくれることになった。申し訳ない。 (あ) | これがフリスビーサンド |
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